海の資源 3
当時のルーズベルト政権の内務長官は、大統領へあてた手紙で、このようなことを書いています。
「私は、大陸棚のもつ重要性を、わが国の防御物として考えるよりももっと、天然資源の備蓄庫としての可能性をもつものとして、貴殿の注意を喚起したいのであります」。
では、この資源とは何を指すのでしょうか?
彼の意見によると、大陸棚は「あらゆる魚類が生息するのに適している場所」であり、「われわれの大陸と地続きであることから、おそらく、石油やそれに類する資源が埋蔵していると思われる」のでした。
こうした前置きを踏まえて、彼は、非常に重要な提案をしています。
「私は、この海面下の土地に隠された資源、そしてそれらを覆う海水を利用するための下準備にいま、取り掛かることを提起いたします」。
内務長官は、明らかに、彼が提案していることへの法的な範疇を知っていました。
「このことに関わる国際法、そして国内の法的、倫理的な問題は、複雑多岐にわたります」と彼は続けました。
「国際的な方面においては、領海が沖合3マイルという境界を越えるべきであり、それを越えた公海の海面、そして海底を占有し開発できる権利についての新しい考え方を、徐々に広めていことが必要となるでしょう」。
ルーズベルトは、この考えが気に入りました。
ルーズベルトは、彼の手紙を国務長官に、直筆メモをつけて送りました。
「長い聞、私は境界は沖合3マイルという古い考えが、ある新たなる良識にとって代わるべきだと考えてきた」。