古典的なアウトサイダー

『コングロマリット王たちの興亡』(1984年)を書いたロバート・ソーベルは、彼らの躍進について、次のように述べています。


「・・・そのような状況をもってしても、決定的ですがとらえどころのない次のような諸要素がなかったとしたら、コングロメレーターたちも、実行をいつ、いかにするか行動に出なかっただろう。


その要素とは、使命感の意識、いくぶん天真らんまんな楽天主義、挑戦と冒険と成功への願望、それに加えてアメリカン・ドリームへの信念と献身・・・


それは知的な考察といわんより不明確で経験的なもの、ドリームを抱くもののみがよくわかるもの、すでにアメリカのエリートとなっているものたちよりも、アウトサイダーたちをより多く惹きつけるものである・・・。」


たしかにこうした人びとは、ほとんどがアメリカの重層的で多様な社会にあって、下積みであり、主流のエリート層に属さない「古典的なアウトサイダー」でした。


外国生まれとか、移民とか、ユダヤ人とか、カトリック信者とか、または南部とか極西部からの流れ者でした。


教育を十分に受けているわけでもなく、古い家柄とも無縁でした。


こうした特質は、泥棒貴族と共通するものです。

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