古典的なアウトサイダー 2

エスタブリッシュメント社会からは常に軽蔑と不信の目をもってみられていました。


ジョン・D・ロックフェラー、アンドルー・カーネギー、トマス・エディソン、ヘンリー・フォード、デビッド・サーノブなど偉人伝中の人びとがそうであったように、彼らは貧困と逆境から身を起こしたのです。


しかも、これら「偉人」たちとはちがって、第二次大戦後のアメリカ社会では、出世の道はずっと困難だったはずです。


・・・にもかかわらず、コングロメレーターたちは「偉人」たちと同様に「権力を望み、伝統や法律を柾げたり、破ったりさえしたことは否定され得ないにしても、いずれもが創造的衝動に伴う満足感を求めた」ことはたしかでしょう。


コングロメレーターと呼ばれる人たちーテキストロンのロイアル・リットル、LTVのジミー・リング、リットン・インダストリーズのテックス・ソーントン、ITTのハロルド・ジェニーン、ガルフ&ウェスタンのチャールズ・ブルドーンなど・・・


彼らは、多かれ少なかれ、第二次大戦と戦争直後の社会的経済的大変動のなかで機会をつかみ、軍事体制のもとに与えられた安定的成長期に成功を遂げたのです。


もうひとつ見落とすことができないのは、年配のリットルを除けば、彼らの多くは世界大恐慌の恐ろしさを直接には知らない年齢層にあったことです。

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