からだとこころ 2

昼夜をとわず看病していた夫は消耗し、妻をホームにあずけたころには気力も萎え、衰弱の度合いを深めていました。


母なる自然がその仕事をやり終えるまでに時間はかからなかったのです。


医師はまもなくうっ血性の心臓病になり、リビングルLムの椅子に倒れこんでいます。


たまたまたずねてきた息子が発見して病院に運ばなければ、そのまま死んでいたことでしょう。


その医師は回復して、いまも元気でいます。


担当医にもまだまだ生きられるといわれています。


しかし、わたしは知っています。


かれを瀕死の状態に追いつめたのは虚弱な心臓ではなく、妻を心配するあまりの気の塞ぎであり、それが気力を失わせ、心身を衰弱させて、心臓発作を起こさせたのです。


心臓病の原因に正面から向き合おうと決心したとき、かれははじめて回復の兆しを見せました。


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